東京マラソン、ありがとう 【5】35km〜東京ビッグサイト“駐車場”

 銀座を抜けて35km付近から沿道の応援も減ってきた。と同時に手を振る余裕も無くなってきた(笑)
 37㎞(晴海?)付近、沿道の応援が全く無く、銀座とは様子が一転してしまう。ランナー達の息づかいが聞こえて来そうなくらい“シーン”としていた。上り坂もあり、道路脇では脚が引きつったランナーがストレッチ体操をしている光景がチラホラと目に付いた・・・「俺の脚もかなり疲れているが、大丈夫だろうか・・・」と不安が過ぎる。練習でも37㎞までしか経験がなく、ここからは未知の領域へ。後4km、後3㎞、長い!! 4kmや3㎞なんて練習で軽々と走っていた距離なのに、ゴールを前に脚の疲れも“ピーク”に達したこの状況ではとにかく長い!!と感じた。

 そして残り1㎞を切った!近くに居たランナーが隣の知り合いに「あのカーブを曲がればすぐゴールだよ」という会話が聞こえた。「おっし、もうすぐだ!気合入れて走ろう。」「ゴールのビッグサイトはどんな巨大な競技場だろうか・・・」カーブを曲がりゴールが見えた!!「ん、アレがゴール?しょぼい・・・ビッグサイト駐車場ではないか!」まぁいい、とにかくこれでFinishだ〜!!やったぁ〜!!やれやれ。。。
 しかし、都庁スタートは華やかで素晴らしく、その後のコースも文句無し、でもゴール地点が“駐車場”だったとはねぇ・・・。唯一東京マラソンのコースで不満だったのが、このゴール地点の東京ビッグサイト“駐車場”ということです。世界のマラソン大会と肩を並べるにはあまりに寂しいゴール場所のような気がしました。感動のゴールにやや水を差された感じかな(笑)