瀬古利彦・マラソンの真髄

 読み終えました。『瀬古利彦・マラソンの真髄』です。

 元々は中距離の選手だった瀬古は「練習をしない瀬古」だったらしい。しかし、初マラソンで惨敗を経験し「マラソンは絶対素質に頼れない」と痛感し走ることが好きで誰にも負けたくない一心で練習に励んだようです。
 「マラソンは素質2割、練習8割」という瀬古の練習メニュー、走りの哲学が詰まった一冊です。
 
 ここに「瀬古利彦の百カ条」の中で私が最も印象に残った言葉を記しておきます。

  • 人は変わることができる。根性無しでもマラソンが走れるようになる
  • 練習はレースのように、レースは練習のようにという心構えで行う
  • 一度、決めた練習ならば、絶対に逃げてはならない。練習の途中で走るのをやめたら、レースでもきっとやめる
  • 一日一生のつもりで、泥くさい練習を継続する
  • 継続は力なり、されど惰性の継続は退歩なり
  • 報われない怪我はない。人間は駄目だと思ったときが始まりであり、乗り越えられない壁は与えられない
  • たくさんの人の支えがあって走ることができている。感謝の気持ちを忘れない

そして、、、マラソンの真髄は“情熱”にある。