1回で好きになるアルバム、ならないアルバム

 1回聴いて良さが解らないアルバムって、1回で好きになったアルバムより聴き込む傾向がある。こんなはずじゃない、どこかに良さがあるはずだ・・・ムムムムッとムキになって聴き込むわけで。

マイ・ファニー・ヴァレンタイン

マイ・ファニー・ヴァレンタイン

 このマイルス・デイビスの『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』がそんなアルバムになった。そうやって聴き込んでみてようやくタイトルトラック『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』の渋さが好きになった。マイルスの泣きのトランペット、繊細なピアノ、優しいサックス、ようやく胸に響くようになりました。
 しかし、同日録音の『フォア&モア』は早いテンポが聴き易くて1回で好きになったんだがなぁ。俺って感性鈍いんかなぁ・・・ こちら『バグス・グルーヴ』も名盤と言われるほどの感覚はまだないのですが、タイトルトラックが良いですね。しかし、ご丁寧にテイク1、テイク2の2曲も収録とは。