ジョニー・キャッシュ

naish2006-03-05

 昨夜、『ウォーク・ザ・ライン』を観に劇場に行きました。ジョニー・キャッシュの伝記です。

1932年生まれのカントリー界伝説のアーティスト。55年にサン・レコードからデビュー。57年より本格的なカントリー・シンガーとして活動。“マン・イン・ブラック”と呼ばれる黒服に身を包んだ強面の風貌と朗々とした低い声でカリスマ的な人気を得て、「フォルサム・プリズン・ブルース」のビッグ・ヒットを放つ。60年代にはボブ・ディランと共演、90年代以降はリック・ルービンにプロデュースされるなどロックとも接点を持つ。

 '93年にU2のアルバム "ZOOROPA" の中で1曲共演したのをキッカケにジョニー・キャッシュの存在を知りました。その頃から何だか普通のカントリーシンガーじゃない印象がありましたが、それは映画の中で描かれているシンガーとして "人気の頂点" と、薬によって "どん底" の両方を経験したことなど、彼の人生が波乱に満ちていたからかもしれません。そういった彼の経験がカントリー音楽の枠に留まらないあらゆる偏見に向かう社会派シンガーという側面も作ったのでしょう。
 私は映画を観る前にベスト盤を買って予習しました。映画も音楽も共に満足できる内容だと思います。

Legend of Johnny Cash

Legend of Johnny Cash