ビートルズ、レコード鑑賞 "Beatles For Sale"

　このレコードはビートルズ初のゲイトフォールド・カバーとなっております。
　このアルバム "Beatles For Sale" は強行スケジュールの合間を縫ってのレコーディングにオリジナル曲が足りず、カヴァー曲を入れざるを得なかったという(バディ・ホリー、カール・パーキンスのカヴァーなどあり)。
　しかし、出来上がった物はさすがはビートルズ！オリジナルとカヴァーの垣根はまたしても取り払われ、アメリカ市場を意識したと思われるカントリー風のビートルズサウンドは多くのファンを虜にする。秀作です。

ビートルズ・フォー・セール

　特にこの頃からの曲にボブ・ディランの影響を感じるようになる。 そう、彼らもボブ・ディランを好んで熱心に聴いていたのだ。　
　尚、ここには収録漏れしたが "Leave My Kitten Alone" というリトル・ウィリー・ジョンのカヴァー曲(ジョン)は素晴らしい出来で、今では『ANTHOLOGY 1』で聴けます！

アンソロジー(1)